早速、初対面の人とのオリエンテーションをしたのですが、相手の話をたくさん聞こう意識が向きすぎて自分の自己紹介をすっ飛ばしてしまいました…涙
私のことを全然知らない初対面の方に、コーチ自身の自己紹介はどれくらいしたら良いものなのでしょうか?
最後にコーチへのリクエストを聞いたら、もっと話をしてほしい、私のことも話してほしいと言われてハッとしました!
相手に自己開示をしてもらうために、必要な量だけ自己紹介はする必要があると思いました。長すぎて時間を取りすぎてもダメかと思うのですが…。
新米コーチより
こんにちは!
早速オリエンテーションをされたのですね!
お話しを見る限りですが、今回2つのポイントがあるかと思います。
今日のポイント
① 自己紹介は何のため?
② 「もっと自分のことも話してほしい」の本当の意味は?
1.「コーチとしての自己紹介」の必要条件
まずは、一般的な「コーチとしての自己紹介」についてです。書いてくださった通り、必要な量の自己紹介というのはあるかと思いますが、時間の取りすぎもだめ、その通りだと思います。
しかし、安心感も必要。普段から何かしらの発信をしたり日記を書いたりするのは、はじめての方にも人となりや考え方を知って安心していただくためだと私は考えています。キラキラした生活を見せるためではないですね笑 「はじめて話すときにも、相手は自分(コーチ)のことをよく知っている気分になっている」というのが理想かなと思います。
私の場合は、専門としている領域(意識の成長)がマニアックなため、コーチングセッションに関心を持ってくださる方はホームページや自己紹介をしっかりと読んでくださっている方が多いです。そのため、体験セッションなどでは改めての自己紹介はしないことも多いです。
2. 「どう思ったのかを知りたい」のはなぜ?
ただ今回のリクエストについては、それに加えて相手の方の今の心境も関係しているかと思います。見る限りですが、これはただ単に「自己紹介をしてほしい」というわけではなく、「自分が話したことに対してどう思ったのかが気になる」というニュアンスも含まれている気がしましたがいかがでしょうか。
ペーシングやフィードバックなどをもう少し行うということもできますが、クライアントが「相手の反応が気になる」「自分のことを認めてほしい」という気持ちをつ強く持っていた可能性もあります。
その場合、相手にとって必要としているのはとにかく共感して聞いてもらうことかもしれません。この場合大事なのはその場で相手の言葉の向こう側にあるものを確認するということかなと思います。
3. クライアントが本当に手に入れたいものを知るために
「私がもっと話しをするとどんな違いがありそうですか?」「私がもっと話しをすると何が起こりますか?」など、それによって起こること(相手が得られること)を聞いてみるのはどうでしょうか。
表面的な言葉のやりとりで想像をするのではなく、相手の本当の心を一緒に知ろうとすることがコーチが本領を発揮するところでもあるかなと思います!
ぜひまた、お話し聞かせてください。
*個人的にいただいたご相談を元に相談者の許可を得て、ご相談内容を編集したものに回答を記載しています。通常のコーチングセッションでは、お悩みの相談をお受けすることやアドバイス・セッション内容の公開は行なっておりません。