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コーチングセッションの事前アンケートに繊細な内容が書いてありました。どう対応したらいいですか?

コーチングの際に、クライアントさんに事前アンケートを取っているのですが、その中に「あなたにとっていま最も気がかりになっていることはなんですか」という質問があります。回答にとてもプライベートな内容ことや繊細な内容のものがあった場合はどのように対応したらよいのでしょうか?

新米コーチより

ご質問ありがとうございます。

プライベートな内容やデリケートな内容をどこまで扱うか、迷いますよね。

1. あなたは何のコーチなのか、今何ができるのか

まずはあなた自身の立ち位置を確認しましょう。

あなたはコーチとして、何か特定の領域を扱うことを専門にしていますか?それとも人生全体を扱うのでしょうか。もし、「ビジネス」や、さらにその中でも「リーダーシップ」など、領域を特化しているということであれば、そのテーマに関連することのみ扱うということもできるでしょう。「そのテーマに書いていただいた気がかりがどんな風に関連していそうか」とクライアントに聞いてもいいかもしれません。

同時に、あなたが現在できることを確認しておくことも必要です。

実際に「扱い方の引き出しを持っているか」ということです。一般的にはコーチングは目標達成や未来に向けて進めていくものだと言われています。そのため、過去のことについてはほとんど扱わないコーチもいます。「未来に向かうためには過去の積み残しを整理する必要がある」と考えているコーチもいます。サイコセラピーとの領域を明確に切り分けているコーチもいれば、様々な領域を横断したアプローチを行うコーチもいます。

まず大切なのは、現在あなた自身が実際にどのようなテーマに対して、どのようなアプローチを用いることができるかを明確にしておくということです。

もしコーチングを始めたばかりであれば、自分が扱うことができる領域に特化することから始めていくと、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけていきやすくなるでしょう。あなたが自信を持って扱えることで、クライアントも安心して話をすることができるかもしれません。

その上で、扱ったことがない領域については、必要に応じてどのようなアプローチができるのかを学び実践していくことで、できることが増えていくのではと思います。

なので、まずはあなた自身がどんな領域を扱いたいと思っているのか、どんな領域に関するアプローチを持っているのかを整理してみることをおすすめします。

2. クライアントのことはクライアントに聞いてみる

という前提のもと、とてもプライベートな内容や繊細なことをどう扱うか、扱うかどうか、ですね。

これについて、やはり、クライアントに聞いてみるというのはどうでしょうか。まずは、「安心してどんなことも話ができる関係性」と「安心して話ができる場」が確保されていることが重要です。

その上で、クライアントが本当に扱いたいことを聞いてみるのがいいのではと思います。クライアントは、自分の人生のスペシャリストです。安心して話すことができたり、ゆっくりと紐解いていくことのできたりする場がないだけで、今の自分に本当は何が大切なのかをちゃんと知っているはずです。

「何を話したいか」「どんな風に扱っていきたいか」「それについて何が話せると良さそうか」「どんなことが思い浮かんでいるか」「話してみてどんなことを感じるか」etc…

これらをまっさらな心で聞き届けてくれる人がいるだけで、クライアントは自分で課題を解決し、人生を切り拓いていく力を取り戻すのではと思います。

「自分が向き合う相手に、感じたことをそのまま伝えてみる。分からないことを聞いてみる」というのは、コーチングに限らず普段の人間関係においてもとても大切なことだと思います。

3. そもそもアンケートは何のため? 誰のため?

ところで…

事前アンケートについてですが、あなたはどんな目的で事前アンケートを実施していますか? 

「自分自身が自分のコーチから事前アンケートを受けたことがある」ということかもしれません。コーチングスクールで事前アンケートを活用していたかもしれません。

色々な理由があるかと思いますが、コーチングセッションにおいて事前アンケートがどのような役割を果たしているかという位置付けをあなた自身がハッキリさせておくことはとても大切だと思います。

位置付けが曖昧だと「こんな答えが来たけれどどうしよう」と、毎回悩んでしまうことになるかもしれません。

あなたが実施しているアンケートの項目は本当に全部必要でしょうか。それぞれの項目に回答することはクライアントにとってどんな意味や価値がありますか? コーチングの目的やゴールとどのように関係していますか? 事前に情報を得ることは安心材料にしていないでしょうか? 実際に「書かれた内容」ではなくクライアント自身とどのくらい向き合えているでしょうか? 

アンケートで「何を聞くか」もですし、「何のために聞くか」「誰のために聞くか」を、一度整理してみるのもいいのではと思います。

新しい課題にぶつかるのは、新しいチャレンジをしているからこそだと思います。

ぜひまた、お話聞かせてください。

*個人的にいただいたご相談を元に相談者の許可を得て、ご相談内容を編集したものに回答を記載しています。通常のコーチングセッションでは、お悩みの相談をお受けすることやアドバイス・セッション内容の公開は行なっておりません。

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