プロフェッショナルとしてさらに飛躍したい方へ DEEP INTEGRALTION

クライアントとどんな関係性を築けばいいでしょうか。

コーチとクライアントの関係が、今はそれぞれの役割の違いを意識していてお互いに上下関係はなく対等な立場で関わっているのですが、どこか緊張感というか壁のような、少しかしこまった関係のように感じます。

同じ対等な関係でも、友達同士のようなフラットな関係を目指すのも違うような気がしていて…。

そうさんのように、なんでもしゃべれて温かく受け入れてもらえるという安心感が出せている気がしません!笑

関わり方やマインドセットなどアドバイスがあればお願いいたします。

新米コーチより

ご質問ありがとうございます。

「なんでもしゃべれて温かく受け入れてもらえるという安心感」を感じていただけているのであれば嬉しいです!

関係性というのは、目には見えないし、定義も曖昧なので難しいですよね。

1. あなたが本当に手に入れたいものは何か

まずは現在の状況と感情、欲求を整理してみましょう。

Q1. 現在、どんなことが起こっていますか? 具体的に見えること、聞こえること、感じることを思い出してみてください。

Q2. そのときにあなたはどんなことを考えていますか?

Q3. そのときにあなたはどんな感情を感じていますか?

Q4. Q3の感情を感じるということは、あなたにはどんな欲求があるのでしょうか?

こちらは想像の答えですが、例えば…

A1. クライアントの表情が硬い(ように見える)、口調がかしこまっている(ように聞こえる)、話題を選んでいる(ように聞こえる)、話が弾まない(ように感じる)…

A2. 緊張しているのかなあ、話しづらいのかなあ、話したいことを話せているかなあ、遠慮しているかなあ、コーチングが役に立つと思ってもらえているかなあ…

A3. 不安、気まずい、焦り…

A4. クライアントの役に立っている実感を感じたい、できるコーチだと思われたい、安心してセッションに臨みたい、自信を持ちたい…

という感じかもしれません。

確かに「コーチとクライアントの関係性」というのは、コーチングにおいてとても大切な要素です。しかし、それをどうしていくかについて考える前に「なぜ自分がそのテーマが気になるのか」ということに目を向ける必要があるでしょう。なぜなら、多くの場合、人が変えたいのはまずは「自分が感じること自体」だからです。

いただいた文章を読む限りですが「安心感」を感じられていないのはあなた自身ではないでしょうか? まずはそこにある自分自身の感情と欲求に耳を傾け、自分自身とコミュニケーションを交わし、自分の欲求を自分で受け止めることが大切なのではと思います。

2. 「良い関係性」を通じて何を実現したいのか

その上で、「コーチとクライアントの関係性」について考えてみましょう。

改めてあなたがコーチングを通じて提供したいことは何でしょうか?
あなたが大切にしたいことは何ですか?

それを実現するには、どんな関係性であることが良さそうでしょうか?

コーチの中には、ある程度の距離感を保つタイプの人もいれば、近い距離感でフランクにやりとりをする人もいます。どのようなスタイルを取り、どのような関係性を築くかは、それぞれの目指す姿や、大切にしたいことによるのではと思います。

これは私の場合ですが、私はコーチングを通じてクライアント一人一人が本来持っている力を発揮することを後押ししたいと考えています。そのために、セッションではクライアントが深いところにある自分自身の心の声を聴き、それを自分で受け止め、その上で自ら選択をしていくことが大切だと思っています。

「なんでもしゃべれる」というのは、理想の状態の一つですが「コーチに理解してもらおう」「共感してもらおう」という気持ちはなるべく生まれない方がいいのではとも考えています。それは、過度になると人の顔色を見てしまい、自分自身の本当の気持ちを置き去りにしてしまうことにつながるためです。なので、何でもしゃべれる場づくりはしますが、相手との関係性が必要以上に生まれないようにということも意識しています。

私は通常、オンラインで音声のみのセッションを行なっていますがその理由は、相手にこちらの反応を気にせず、気兼ねなく考えを巡らせ言葉にしてもらうためであり、一般的に人が築く人間関係と同じようなものをあえてつくらないようにするためでもあります。

これは私の現在の環境や年齢・性別等をもとに、クライアントにとってよりポジティブな影響が大きい方法を検討した結果なので、どのような関係性やコーチングの提供の仕方が良いかは人それぞれだと思います。現在のあなたの強みや特性を生かした関係性がきっとあるのではと思います。

ところで…

クライアントは実際にどのように感じているでしょうか?
それはコーチングの目的にはどのように関係していますか?
クライアントにとってはどのような関係性が望ましいのでしょうか?

あなたが感じていること、考えていることは相手にどのくらい伝えていますか?

向き合う相手と率直にコミュニケーションを交わすことが、お互いが安心感を感じるとともに、より良い関係性を築く第一歩なのではと思います。

ぜひまたお話聞かせてください。

*個人的にいただいたご相談を元に相談者の許可を得て、ご相談内容を編集したものに回答を記載しています。通常のコーチングセッションでは、お悩みの相談をお受けすることやアドバイス・セッション内容の公開は行なっておりません。

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