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アイスブレイクで何を話せばいいですか?

セッションの最初に本題を話しやすくするためにするアイスブレイクで、何を話そうか変な感じになっている気がします。

「こんにちは~!」「こんにちは!」「2週間ぶりですね、、、最近どうですか?」
という感じで聞くのですが、少しいきなりな感じもします。


アイスブレイクの後には前回のセッションから今日までの間の学びや気づきを聞いています。

そうさんは、最初のアイスブレイクでよく使うフレーズなどを用意されていますか?もしあれば教えていただきたいです!

新米コーチより

ご相談ありがとうございます!
セッションの開始、いい具合に滑り出したいですよね。

「本題を話しやすくするために」というのはとても大切なポイントだと思います。

1. アイスブレイク何のためにするのか

まずは、大きく、セッション全体の流れをイメージしてみましょう。
流れと言っても、「何をするか」ではなく、「クライアントさんがどんな状態になっているか」という視点で考えてみます。

0. 準備:思考を巡らせ自分の声を自分で聴くことができる状態になっている
1. 学び:上手くいったことを再現できるイメージができている
2. 前進:目標に向けてさらに取り組むことがイメージできている

これらの状態を実現するために行うのが

0. アイスブレイク
1. 振り返り
2. 今日のテーマを扱う

ということかなと思います。

全てのセッションがこの流れに沿うわけではありませんが、いずれにしろ、「思考を巡らせ自分の声を自分で聴くことができる状態になっている」のは、どんなセッションにおいても必要ですね。

2. クライアントは今どんな状態か

ではそのために具体的に何をするか。

これに対する私の回答は「クライアントさんの状態による」です。

例えば、クライアントさんの中にはセッション前に「前回からの振り返りや嬉しかったこと」「今日話したいテーマ」をメッセージで送ってくださる方もいらっしゃいます。また、お約束のお時間の少し前に「準備ができました!今日もよろしくお願いいたします!」とSkypeでメッセージを送ってきてくださる方もいらっしゃいます。

そんな方々は、セッションの前にある程度落ち着く時間を取っていらっしゃり、心の状態も整っていることがほとんどです。「準備万端!」という感じですね!

そんな方には私は「今日もよろしくお願いいたします。では早速ですが…」と振り返りに入っていきます。準備はできているということで、せっかくなので学びや前進のために少しでも多く時間を使ってもらうためです。

一方で、お仕事などが忙しく「どうにか時間通りにコールをしました」という方もいらっしゃいます。呼吸が上がって、頭の中にいろんなことがぐるぐる回っている状態は「思考を巡らせ自分の声を自分で聴くことができる状態になっている」とは言えないですよね。

そんなときは「よろしくお願いします。では、まずはゆっくり深呼吸をしましょうか」と、ゆっくりとした呼吸をガイドすることもあります。そして呼吸が落ち着いたら今度は「今この瞬間、どんなことを感じていますか?」と聞く場合もあります。外に向いている感覚を、自分自身の内側に向けることにシフトすることを後押しするためです。

もしくは、普段から心が落ち着いていて、「セッションでは何か特定のゴールに向かったりフォーマットに沿うのではなく、浮かんできたことを自由に話したい」という方もいらっしゃいます。そういう方は「よろしくお願いします。では、今日はどんなことが浮かんでいますか」ということからスタートします。

なので、相手が準備ができていればアイスブレイク的なことはしないことも多いです。

3. 「準備ができている」ために必要なことは?

では、何が整っていれば準備ができていると言えるのでしょうか。
それは以前ご紹介した

クライアントが今この瞬間に心に問いかけができる状態に関わる4つ要素>
①環境
②関係性
③身体の状態
④心の状態

を思い出していただければと思います。

私はオンラインで音声のみのセッションを行なっていますが、スタート時にクライアントさんがまだ落ち着いていない感じや動きながら話している気配を感じた場合、「一息つかれる時間はありましたか?良かったら、飲み物でも飲んでくださいね」と、声をかけることもあります。環境と、身体の状態を整えることを後押しするためです。

対面であれば、「この位置関係で落ち着いてお話しできそうですか?大丈夫ですか?」と聞くこともできるかもしれません。お話しするのが久しぶりであれば「なんだかお久しぶりですね!どうされてましたか」というように声をかけると、安心できる関係性をつくることにつながるかもしれません。

いずれにしろ、相手の状態に合わせて、必要なことを整えるのにつながる声をかけるのがいいかなと思います。

4. 基本の型を持っていればクライアントは慣れてくる

相手の状態に合わせて、ですが、基本の型をつくっておくといいですね。
しっかりと準備をして落ち着いてセッションに臨まれる方と、落ち着いていない状態でセッションに臨まれる方の2パターンを持っておけば、あとは、毎回同じことを聞くのがいいかなと思います。

「では早速」ということや、「ではゆっくり深呼吸をしてみましょう」というのは唐突に感じるかもしれませんが、毎回やっていれば相手は「そういうものだ」と思うようになり、それに対して心の準備もしてくださるので意外と大丈夫なんです。私も自分のコーチの一人は最初から「では今この瞬間どんなことを感じていますか?」と聞いてきます。最初はビックリしましたが、2回目以降は「そういうものだ」と思って慣れてしまいました。

中途半端に世間話的なことをするよりも、クライアントさんも「これはコーチングセッションの時間なんだ」と意識を切り替えやすくなると思います。スタート時に型をつくるというのは、限られたセッションの時間を有効に使うための協働作業として有効だなと感じていますがいかがでしょうか?

ところで…

あなた自身は、セッションの開始時にどんな状態でしょうか? 自分自身が整っていなければ、相手の状態に目を向けづらくなってしまうかもしれません。もしかすると、アイスブレイクが必要なのはあなた自身かもしれません。

「クライアントがどんな状態でも相手に合わせてセッションを始められる自分」を、セッションが始まる手前でつくっておけるといいですね!

ぜひまたお話聞かせてください。

*個人的にいただいたご相談を元に相談者の許可を得て、ご相談内容を編集したものに回答を記載しています。通常のコーチングセッションでは、お悩みの相談をお受けすることやアドバイス・セッション内容の公開は行なっておりません。

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